コスモリサーチ今年の注力分野
ドローン通信、機械学習、量子コンピュータなどに注目しています。
ドローン、無人機
2.4GHz帯のWiFiデバイス/モジュールを使用するケースが多いようですが、輻輳・干渉といった問題があります。また海外製のモジュールを使うことによる、セキュリティ・安全面の問題もあります。
コスモリサーチは、無線技術、高速信号技術をベースに無人機用無線機の開発製造に積極的に参画します。
ベースとなる技術 無線伝送:双方向FPU、マクロダイバーシティ受信機など 有線伝送:RFoverIP伝送、遠隔の映像電波を光ファイバーで高速安定伝送ができます。
機械学習
現在、ハードウェア(FPGA)に実装可能な高速機械学習アルゴリズム実装に取り組んでいます。
コスモリサーチが特に狙う領域は、既に多くの開発事例が存在する、画像認識、音声認識、テキスト処理などではなく、まだ事例が少ない無線伝送領域などです。
無線通信においては、5Gをはじめ、大容量・高信頼・低遅延の要求が高まり、MIMO、massive MIMO、ビームフォーミングなど、変復調処理による通信路の最適化アルゴリズムの重要度が増しています。
無線、高速信号処理技術に機械学習を組み合わせた技術開発に取り組んでいきます。
量子コンピュータ
量子ビット制御において、マイクロ波周波数(数GHz~10GHz程度)を用い、雑音、周波数ずれなどをリアルタイムに検出しフィードバック制御に高速ADC、DAC、FPGA制御が欠かせないようである。
マイクロ波からFPGAによる信号処理はまさにコスモリサーチが得意とする分野であり、量子コンピュータ関連は今後の産業において重要な分野の一つと捉え、次世代の獲得技術の一つとして着目しています。
例えば、RFSoCボードを用い、同時に複数のマイクロ波の位相検出やフィードバック制御などが可能です