SDR(ソフトウエア無線技術)
ブロードバンドの時代になっても、AM,FMといったレガシーな無線機がなくなることはありません。
しかし、アナログエンジニアの多くはすでにリタイヤ。コイルやトランスなど、アナログ無線機に特有な部品の入手も大変です。そこで、コスモリサーチが提案するのが、SDR(Software Defined Radio)ソフトウエア無線技術。
意外に少ない、使えるソフトウエア無線機

SDR自体は特に新しい概念ではなく、雑誌などにも多く取り上げられています。しかし、そのほとんどは受信機にフォーカスしたもの。広帯域のRF AMPとソフトウエアの信号処理で、FMやAMラジオの電波を復調するものです。 受信機は電波法の規制をうけることなく自由に作ることができますが、送信機は厳しい電波法をクリアせねばならず、そう簡単ではありません。コスモリサーチは、無線機メーカーとしてホントに使えるソフトウエア無線機を開発しています。

SPD-booster x8010 FM送信波形
FM 送信波形
カメレオンみたいな無線機は現実的か?
SDRとはソフトウエアの入れ替えにより様々な無線機に変容する、まさにカメレオンのような無線。でも、送受信機として考えたとき、カメレオンのような送受信機は現実的ではありません。なぜなら、電波の用途は、それぞれ法律で規制されており、好き勝手に電波を出すことはできないからです。ユーザに割り当てられる電波には限りがあり、ある特定のバンド、変調方式で、無線機を実現するのにSDRの技術を取り入れているのが現実です。フロントエンドをのぞいては、ほとんどソフトウエアとディジタル回路で実現できますので、昔ながらのアナログ技術に依存することもありません。
SPD-booster x8010を使ったSDR構成例
FM 送信波形
ソフトウエア無線開発プラットホーム SPD-booster x8010
コスモリサーチが提案するのが、ソフトウエア無線開発プラットホーム SPD-booster x8010。Xilinx社Zinqを搭載、ソフトウエアとSOCで変調復調処理を実行。AM,FMなどの処理はもとより、Wifiや地デジなどOFDMの変復調処理も搭載可能。また、ディジタルアップコンバータ機能により、800Mhzまで直接送信波を合成します。受信は選択度特性などを考慮して、200MhzのAD変換器とスーパヘテロダイン方式を採用しています。これに、PAと受信のダウンコンバータをつければ無線機が出来上がります。
SPD-booster x8010
SPD-booster x8010