広帯域PA歪補償技術
広帯域なOFDM信号を送信する電力増幅器(以下PA)は線形性を保つために充分なマージンのバックオフを確保しなければならず、大型で高コストになりがちです。
コスモリサーチでは無線機の小型化、低コスト化の要求に応えるため、プリディストーション技術(歪み補償技術)を導入しました。
これにより、電力増幅器のAM/AM変換およびAM/PM変換による歪、アンプのメモリ効果等の歪を精密かつ広帯域に渡り補償することが可能になります。(BW=1.2MHz_min~75MHz_max)
また、ディジタルプリディストーションよりも省スペースかつ低コスト、さらに低消費電力を実現しています。
超多値QAM用2.3GHz帯送信機PAの1024QAM送信出力波形
トレース(黄色)は歪補償前、(青色)は歪補償後で15dB歪が補償されており、EVM=1.2%程度の出力がEVM=0.5%程度まで改善されていることがわかります。
信号情報
【信号情報】
CustomOFDM  OBW=16.5MHz Carrier span≒20kHz 1024QAM 2Woutput LDMOS
ブロック図
【ブロック図】
3.8GHzまでの周波数帯であれば、PAの出力信号をフィードバックすることによりプリディストーション機能(歪み補償機能)を追加することが可能。
超多値QAM用7GHz帯送受信機の1024QAM送信出力波形
トレース(黄色)は歪補償前、(青色)は歪補償後で14dB程度歪が補償されており、EVM=1.0%程度の出力がEVM=0.5%程度まで改善されていることがわかります。
信号情報
【信号情報】
CustomOFDM  OBW=16.5MHz Carrier span≒20kHz 1024QAM 0.2W output GaAs
ブロック図
【ブロック図】
7G帯では、アップコンバータとダウンコンバータを介しフィードバックを構成しており、複数周波数チャンネルにも対応可能。